KeyX (Key eXchanger)

2005/08/07 更新

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KeyX について



                    KeyX (Key eXchanger)  Ver.1.13a
                   Copyright (C) 2002-2005  K.Takata


1.概要
     Ctrl と Caps、あるいは [半角/全角] と Esc を入れ替えるソフトです。
    インストール作業をしなくともよいのが大きな特徴です。例えば、他人のコ
    ンピュータを使うときに一時的に Ctrl と Caps を入れ替えたい場合などに
    特に便利です。
     インストール作業が必要ない代わりにシステムリソースを微量に消費する
    ダイナミックロード版と、システムリソースの消費がない代わりにインスト
    ール作業が必要なスタティックロード版の2種類のプログラムが同梱されて
    います。
     VxD 部分は Mark Russinovich 氏の CTRL2CAP.VXD を参考にしています。


2.動作環境
    ・Win9x (PC/AT Compatible)
      (Win2k などの NT 系の OS では動きません。)


3.使用方法
     まずはじめは入れ替えるキーの設定です。keyx.ini をメモ帳などで開い
    てください。以下のように書かれているはずです。

        [keyx]
        XchgCtrlCaps=1
        XchgHanzenEsc=0

     XchgCtrlCaps=1 と書かれた行がありますが、これは Ctrl と Caps を入
    れ替えることを意味します。Ctrl と Caps を入れ替えたくない場合は、こ
    れを XchgCtrlCaps=0 と書き換えてください。
     XchgHanzenEsc=0 と書かれた行がありますが、これは [半角/全角] と
    Esc を入れ替えないことを意味します。[半角/全角] と Esc を入れ替えた
    いときは、これを XchgHanzenEsc=1 に書き換えてください。
     設定は以上です。


3.1. ダイナミックロード版の使用方法
     ダイナミックロード版を使用する場合は、インストール作業の必要があり
    ません。keyx.exe, keyx.ini, keyx.vxd を同一のディレクトリに置いた状
    態で、keyx.exe を実行すると keyx.exe が常駐し、3.で設定した通りに
    キーが入れ替わります。再度 keyx.exe を実行すると常駐が解除され、キー
    が元の状態に戻ります。
     なお、コマンドラインなどから、

        > keyx.exe /?

    として実行すると、keyx.exe のコマンドラインオプションが表示されます。
     ダイナミックロード版は、リソースメーターによる測定によると、0〜2%
    の GDI リソースを消費するようです。


3.2. スタティックロード版の使用方法
     スタティックロード版はリソースの消費がない代わりにインストール作業
    が必要となります。
     まず、keyxs.vxd を \windows\system ディレクトリにコピーします。
    (keyx.vxd ではありません。)
     次に、system.ini の [386Enh] セクションに、

        device=keyxs.vxd

    という1行を書き加えます。
     この状態で Windows を再起動すると、Ctrl と Caps が入れ替わった状態
    になります。keyx.exe, keyx.ini を同一のディレクトリに置いた状態で、
    keyx.exe を実行すると、keyx.ini に書かれた設定が読み込まれ、動的にキ
    ーの入れ替え設定が行われます。(通常はキーの入れ替えを動的に変更する
    必要はないでしょうから、スタートアップで keyx.exe を一度実行しておく
    のがよいでしょう。)


4.アンインストール方法
4.1. ダイナミックロード版の場合
     まず、keyx.exe が常駐している場合は、再度 keyx.exe を実行して常駐
    を解除してください。(または Ctrl + Alt + Del で Keyx を強制終了させ
    るという方法もあります。)
     その後で keyx.exe, keyx.ini, keyx.vxd を削除すればアンインストール
    は完了です。

4.2. スタティックロード版の場合
     まず、system.ini の [386Enh] セクションの、

        device=keyxs.vxd

    と書かれた行を削除します。
     次に、keyx.exe, keyx.ini と、\windows\system\keyxs.vxd を削除し、
    Windows を再起動すればアンインストールは完了です。


5.コンパイル方法
     このプログラムのコンパイルには、Visual C++ 6.0, Win98DDK(*1)、及び
    拙作の Compact VxD(*2) Ver.0.01 以降が必要になります。
     スタートメニューから DDK の Free Build Environment を立ち上げ、コ
    マンドラインから、

        > nmake -f keyx.mak

    と入力してください。これでコンパイルができるはずです。
     スタティックロード版 (keyxs.vxd) を作成するには、Compact VxD の
    Ver.0.01 以降が必須となりますので注意してください。

    (*1) http://download.microsoft.com/download/win98SE/Install/ →
           Gold/W98/EN-US/98DDK.EXE

    (*2) http://homepage3.nifty.com/k-takata/mysoft/cvxd.html


6.更新履歴
    2002/06/19  Ver.1.01
        ・CTRL2CAP 暫定公開バージョン。
        ・Mark Russinovich 氏の CTRL2CAP.VXD を元に、インストールしなく
          ても使えるように改造したもの。

    2003/08/16  Ver.1.10
        ・ソフトウェア名を KeyX に変更。
        ・[半角/全角] と Esc を入れ替えられるようにした。
        ・スタティックロード版とダイナミックロード版を用意。
        ・設定を動的に変更できるようにした。

    2004/02/27  Ver.1.11
        ・Ctrl と Caps を入れ替えたときに、右 Ctrl まで Caps になってし
          まっていたのを修正。

    2005/04/03  Ver.1.12
        ・メモリ使用量を削減。

    2005/04/09  Ver.1.13
        ・ちょっとした修正。(終了処理など)

    2005/08/07  Ver.1.13a
        ・ソース上の問題修正。(機能上の変更は無し)


7.注意事項、その他
    ・このプログラムはフリーソフトウェアです。
    ・このプログラムの著作権は作者である私 K.Takata(高田 謙)に帰属しま
      す。
    ・もしこのプログラムを使用することで何らかの問題が発生しても作者はい
      っさいの責任を負いません。各自の責任で使用してください。
    ・アーカイブを変更しない限り配布/転載は自由です。
    ・ソースファイルの使用は非商用に限り自由です。

        作者   : K.Takata(高田 謙)
        URL    : http://webs.to/ken/
                 http://homepage3.nifty.com/k-takata/

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