RDERR

2003/08/18 更新

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RDERR について



           RDERR  Ver.0.03  Copyright (C) 1998-2003  K.Takata


1.概要
     標準エラー出力を指定したファイルにリダイレクトするプログラムです。
    JDK (Java Development Kit) の標準コンパイラである javac はコンパイル
    時のメッセージを標準エラー出力に出力しますが、それをファイルに保存す
    るために作りました。


2.動作環境
     MS-DOS, Win9x DOS窓, Win2k コマンドプロンプトなど


3.使用方法など
     rderr.exe は DOS プログラム、rderr32.exe は Win32 コンソールプログ
    ラムです。必要に応じて使い分けてください。

     > rderr <filename> <command> ...
        <filename> -  標準エラー出力への出力を書き出すファイル名
        <command>  -  実行するコマンド

        <filename> に -- を指定すると標準出力に書き出します。
        <filename> には LFN が指定可能です。

    【例】
        > rderr errors.txt javac foo.java
         foo.java のコンパイル時のメッセージを errors.txt に書き出しま
        す。

        > rderr -- javac foo.java | more
         foo.java のコンパイル時のメッセージを標準出力に書き出し、さら
        にそれをパイプで more コマンドに渡し、ページ単位で画面に表示しま
        す。


    【参考1】
       Win2k のコマンドプロンプトでは rderr を使わなくとも標準エラー出
      力をリダイレクトすることができます。sh 系のシェルと同じ記述をすれ
      ばよいようです。

        > javac foo.java 2> errors.txt

        > javac foo.java 2>&1 | more


    【参考2】
       実は javac 単体でもエラーメッセージをファイルに書き出すことは可
      能です。しかし、JDK がメジャーバージョンアップするごとに仕様が変更
      されており、実に面倒です。(rderr を使っておけばこのようなバージョ
      ンの違いに悩まされることは無いわけですが。)

        JDK1.1: javac -J-Djavac.pipe.output=true foo.java > errors.txt
        JDK1.2: javac -Xstdout foo.java > errors.txt
        JDK1.3: oldjavac -Xstdout foo.java > errors.txt
        JDK1.4: javac -Xstdout errors.txt foo.java


4.コンパイル方法
     コンパイラには Visual C++ 6.0 と LSI C-86 3.30c 試食版を利用してい
    ます。そのほかに拙作の LFN library(*1)、Stbhdr(*2) を利用しています。
    VC++、LSI C、Stbhdr に path が通っている状態で、
        > nmake -f rderr.mak
    と入力するとコンパイルできます。

    (*1) http://member.nifty.ne.jp/k-takata/mysoft/lfnlib.html
    (*2) http://member.nifty.ne.jp/k-takata/mysoft/stbhdr.html


5.更新履歴
    1998/12/13  Ver.0.00
        ・最初の公開バージョン。

    2001/05/01  Ver.0.01
        ・標準エラー出力を標準出力にリダイレクトできるように変更。
        ・LFN に対応。
        ・Win32 コンソールバージョンを用意。

    2002/09/27  Ver.0.02
        ・ドキュメントを一部修正。機能の変更は無し。

    2003/08/18  Ver.0.03
        ・ソースを少し変更。機能の変更は無し。


6.注意事項、その他
    ・このプログラムはフリーソフトウェアです。
    ・どうでもいいようなプログラムですが、一応このプログラムの著作権は作
      者である私 K.Takata(高田 謙)に帰属します。
    ・もしこのプログラムを使用することで何らかの問題が発生しても作者はい
      っさいの責任を負いません。各自の責任で使用してください。
    ・アーカイブを変更しない限り配布/転載は自由です。
    ・ソースファイルの使用は自由です。

        作者   : K.Takata(高田 謙)
        E-mail : kentkt@anet.ne.jp, HZL03275@nifty.ne.jp
        URL    : http://webs.to/ken/

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