ハングアップの日々

2002年 9月分

2002/09/29

 Mozilla では BackSpace でバックスクロールができないのが以前から不満に思っていた。Mozilla のカスタマイズ のキーバインディングの項を見て設定してみた。res/builtin/userHTMLBindings.xml というファイルを作成する。内容は次のようにする。

<?xml version="1.0"?>

<bindings id="htmlBindings"
   xmlns="http://www.mozilla.org/xbl"
   xmlns:xul="http://www.mozilla.org/keymaster/gatekeeper/there.is.only.xul">

  <binding id="browserUser">
    <handlers>
      <handler event="keypress" keycode="VK_BACK" command="cmd_scrollPageUp"/>
    </handlers>
  </binding>

</bindings>

見事、BackSpace でバックスクロールできるようになった。これで Mozilla が格段に使いやすくなった。Phoenix でも試してみたところ、同じ方法で設定できた。さらに IE と同じように Shift+Space でもバックスクロールできるように設定してみようとしたが、なぜか動作しない。よく調べてみると res/builtin/htmlBindings.xml の中に、既にこの設定が書き込まれている。これが動作しないということは、Mozilla のバグか? それにしても、BackSpace の動作だけ IE の真似をして、Shift+Space は使えないというのは実に中途半端だ。こういうことをするくらいなら、NC4.x と同じ操作方法にしておいて欲しい。あるいは、もっと簡単な設定方法を用意してほしいものである。
 Phoenix で Preferences Toolbar を使えるか試してみたが、やはり使えないようだ。残念。

2002/09/28

 ジャンクの Ls150 D2 が \2,980 で売られていた。ファイルベースなど付属品は一切無いが、まともに動くのならこの値段は安い。とりあえず買っておく。電源を入れてみたところ、特に壊れているところは無さそうである。ばらしてみたところ、ファンの回転が悪いのに気付いた。最初に電源を入れたときはファンが回っていなかったのかもしれない。ファンをばらすと、中の磁石にホッチキスの針がくっついていた。これを取り除いたところ、スムーズに回るようになった。Ls178 の HDD を外して、Ls150 D2 に取り付けて動作チェックをしてみたところ、動作には全く問題なかった。液晶もドット抜けが無かった。液晶の明るさは、同時に起動して比較したわけではないのではっきりとは分からないが、特に暗くはないように思えた。なかなか良い買い物であった。ホッチキスの針のおかげかもしれない。
 2ch で Phoenix のスレを見つけたのでそれを参考に Phoenix の設定をいじってみる。C:\WINDOWS\Application Data\Phoenix\Profiles\default\〜\ に user.js を作成して、

user_pref("intl.charset.detector", "ja_parallel_state_machine");

と書き込んだところ、日本語の自動判別が有効になった。これでまともに使える。動作が軽くてイイ! XUL を使っているとは思えないくらいである。Phoenix をメインのブラウザに使うのも良いかもしれない。Phoenix の成果を元に Mozilla も軽くなってくれるともっと良いのだが。

2002/09/24

 Phoenix という Mozilla をベースにした新たなブラウザが公開された。Mozilla に比べて動作がずいぶん軽い。日本語の表示が怪しい。メニューから日本語文字コードの自動判別を選んでも有効にならない。

2002/09/18

 LSW10/100-8PW を購入。最近の Hub は AUTO-MDIX という機能が備わっているようだ。ストレート/クロスの自動判別機能なのだが、全然知らなかった。ケースは、前のバージョン (LSW10/100-8P) の物をそのまま使っているようで、ストレート/クロス切り替えスイッチの部分がカバーで隠されていた。LSW10/100-5P のAC アダプターは 5V 2A だったが、LSW10/100-8PW では 6V 2A になっていた。

2002/09/17

 LSW10/100-5P(スイッチング Hub)の調子がおかしい。LINK/ACT ランプが常に点滅していて、データのやりとりが全くできない。わずか2年しか使っていないというのに。保証もとっくに切れていることだし、8ポートのでも買うか?
 J2SDK 1.4.1 が公開されたので DL してきた。インストールしようとしたら、Win95 には対応していないと言われた。警告を無視してインストールしてみたが、問題なく動いているようだ。しかし、もう Win95 はおしまいか。

2002/09/14

 J2SDK 1.4.0_02 をインストール。前バージョンとほとんど変わらない。

2002/09/12

 J2SDK 1.4.0_02 を DL してきた。

2002/09/07

 気になることがあったので再度 gif2png のコンパイルを行ってみた。前回は、libpng をコンパイルする際に makefile.cygwin をわざわざ書き換えていたが、よく調べてみるとその必要はなかった。ということで Cygwin 無しで実行できる gif2png を作る手順をまとめると、以下のようになる。

  1. zlib.h, zconf.h, png.h, pngconf.h を /usr/include/mingw/ にコピー。
  2. libpng のソースディレクトリに移動して以下のコマンドを実行。(MINGW=1 がポイントである。)
    $ make -f scripts/makefile.cygwin static MINGW=1
  3. できあがった libpng.a を/lib/mingw/ にコピー。
  4. gif2png のソースディレクトリに移動して以下のコマンドを実行。
    $ CC='gcc -mno-cygwin' LDFLAGS=-static ./configure
    $ make
    $ strip gif2png.exe

2002/09/05

 BMP ファイルを PNG ファイルに変換したいと思ったのだが、以前 DL したはずの bmp2png が見あたらない。bmp2png & png2bmp (Win32 Console) から DL してきた。ついでに、以前、自分でコンパイルした gif2png も見あたらなかったので、久しぶりに gif2png のページに行ってみると バージョンが 2.4.6 に上がっていた。以前は入手できたはずの Win32 用バイナリが入手できなくなっていたので、以前のやり方を参照しながら、再度コンパイルしてみた。(2002/02/17 を参照) 今回は libpng 1.2.4、zlib 1.1.4 を使用してコンパイルした。ほぼ以前の手順のままでコンパイルできた。(なお、後で HDD の中をよく調べると、以前 DL した bmp2png も gif2png も見つかった。)

2002/09/03

 CHANPON3 を使ってみることにした。どるこむでは、FSB を上げていたら CHANPON3 につないでいた HDD のファームウェアが飛んだという報告もあったので、まず、クロックアップしていた FSB を元の 66MHz に戻す。CHANPON3 を取り付けたところ、メモリカウントの後でハングアップしてしまった。このままでは、BIOS を PC-98 用に書き換えることすらできないと、少し焦ったが、PK98-MISTRESS9 が原因だったようで、それを抜いたところ、無事起動して、BIOS を書き換えることができた。とりあえず、SCSI ボードの入れ替えが簡単に行える Win95 で使ってみる。初めは転送速度が 5MB/s 程度しか出なかった。menu.exe でいろいろといじってみて、最大転送速度を 80MB/s から 40MB/s に変更したところ、20MB/s 程度出るようになった。SC-UPCI よりも速い。Win95 では、CHANPON3 の USB とサウンドは使えないので、その2つの動作確認は行わなかった。SCSI ボードの入れ替えが面倒な Win2k での動作確認も行わなかった。Win2k で、SCSI ボードを入れ替えるときは、一時的に SCSI ボードを2枚差ししてドライバをインストールしてやるのが手っ取り早いとのこと。次の機会にでも試してみようと思う。

2002/09/02

 Ra20 の抜いちゃダメボード (G8WMP) に、14.318MHz を注入するように改造。まりもさんのページ(こことか、こことか、こことか)を大いに参考にする。以前、PLL IC の W48C60-202 の出力部分に 14.318MHz を注入したときはトロイデントが正常に動作しなかった。今回は、G8WMP 上のチップ抵抗 1B1 を取り外して、そこに 14.318MHz を注入したのだが、無事に動作した。以前の失敗は、クロックの注入位置を間違えていただけのような気もするが、追究はやめておく。トロイデントのチップを見ると '94 などと書かれているのに気付いた。8年も前のチップならとろくて当然だ。とりあえずこれで AGP2PCI 導入のための準備が1つ完了した。


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