ハングアップの日々

2003年 4月分

2003/04/30

 研究室のマシンで FDD が使えなかった件だが、BIOS の設定項目を再チェックすると、FDD に関する設定で見落としていた項目があった。正しく設定したところ、無事 FDD が使えるようになった。ICC Ver.0.06 の動作チェックを行ってみた。Celeron 2GHz でも新ウェイトルーチンはうまく動作していたようだ。ICC で搭載している HDD を調べてみたところ載っていたのは Western Digital の WD400BB という 40GB の HDD だったが、どういう訳か 20MB ほど容量が制限されていた。(38166MB → 38146MB) 一体何の目的でこうなっているのか、謎だ。
 デムパなサイトの相手で少々疲れた。(掲示板参照) 本当は PC-98 の APM BIOS についていろいろと調べてみようと思っていたのだが。

2003/04/29

 Ls 系のマザーボードを \200 で入手。倍率の設定や、ベースクロックの設定から見るに、おそらく Ls13 のものと思われる。CPU の 174pin (VCC2) の半田が外れていた。そのままの状態で電源を入れてみたところ、とりあえず起動音は鳴ることが確認できた。ヒートシンクがないので、CPU のコアがかなり熱くなっている。画面がないのでどこまで正常に動作しているのか確認できない。173pin は GND なので、174pin の半田が外れたままでは危険だと思い、半田付けしてみた。1本だけだったので何とか正常に半田付けできたが・・・これを 280本も半田付けするのは無理だと感じた。
 今回入手したマザーボードと Ls150 C2 のマザーボードを見比べてみることにした。とりあえず目に付いた大きな違いを列挙すると以下のような感じ。Flash ROM に貼られたシールはどちらも ZBB05J となっていた。BIOS の中身は全く同じということだろうか。

Ls13(?) Ls150 C2
M/B 型番 G8ZBB G8XXB
BIOS 型番 ZBB05J ZBB05J
グラフィック CIRRUS LOGIC CL-GD7556 CIRRUS LOGIC CL-GD7555
不明 Cypress CY7C1399-12VC ALLIANCE AS7C3256-12JC
不明 EPSON G5 141400-002 EPSON GULLIVER3 141322-002
パターン 7E2 部品無し トランジスタ(?)あり

細かいところを見比べてみると、倍率設定や、ベースクロック周波数の設定に関わるチップ抵抗の有無が異なっているのは当然として、それらのチップ抵抗の隣に位置するチップ抵抗の有無も異なっている。なぜだろう。調べてみる必要がありそうだ。Ls150 と Ls13 の液晶駆動回路の違い (TFT/DSTN) なども知りたいと思っているのだが・・・よく分からない。

2003/04/28

 D 端子のピン配置が分かった。12pin, 14pin はやはり接続検出用だった。
 研究室のマシンに FDD を接続してみた。BIOS で FDD が無効になっていたので、有効にしてみたが、ブートデバイスとして FDD が選択肢に出てこない。FD を挿した状態で電源を入れてみたが、HDD から起動してしまった。Linux から FDD にアクセスできるか試してみたが、ハードの問題か、設定の問題かは不明だが、アクセスできなかった。「フロッピーが使えないなんて、使えんマシンだ。」 Dell 純正の USB FDD からならば起動できるらしいという話も聞いているが・・・。本当は、ICC Ver.0.06 で採用したウェイトルーチンが、高速マシンでも意図した通りに動作するのか確認したかったのだが。

2003/04/27

 秋月で D 端子ケーブルが \700 で売っていたので買ってみた。結線をチェックしてみると、ほとんどのピンは相手側と一対一でつながっているが、12pin と 14pin はそのようになっていなかった。どうなっているのか確かめるためにコネクタ部分をばらしてみたところ、12pin は自分側の 14pin と接続されていた。ケーブルが接続されているかどうかを検出できるようになっているのだろうか。このケーブルを利用して、98 ノートの RS-232C コネクタを D-Sub 9pin コネクタに変換するケーブルを作るとなると、コネクタシェル内部の結線をいじる必要がある。

信号名 PC-98 note EIA-574(D-Sub 9pin) 説明
RxD 1 2
DSR 2 6
DCD 3 1
CTS 4 8
RxC 5 -
TxC2 6 -
RI 7 9
TxC1 8 -
TxD 9 3
RTS 10 7
DTR 11 4
F.G. 12 - 保安用 GND
GND 13 -
S.G. 14 5 信号用 GND

信号線の対応は上記のようになっていることから、13pin などにつながっているコードを外して 14pin につなぎ替えるのが良いかもしれない。PC-98 には GND が3種類もあるのがよく分からない。手元のアンフェノールハーフピッチ 14pin → D-Sub 25pin 変換ケーブルでは、F.G. と GND が接続されている。12pin と 13pin は接続しておいた方が良いのかもしれない。D 端子ケーブルを RS-232C 変換ケーブルに流用する際に、他に心配な点があるとするとケーブルの電気的特性か。よく見ると、1-2, 3-4, 5-6 がそれぞれ組になっていて、シールド線が使われている。RxD - DSR, DCD - CTS の間で干渉が起こる可能性も考えられるが・・・RS-232C 程度の速度では問題ないか?
 コネクタの名称に関するメモ。アンフェノール(Amphenol) - コネクタメーカの社名。ベローズ(bellows) - 蛇腹の意。セントロニクス(Centronics) - プリンタメーカの社名。D-Sub - D-Subminiature の略。

2003/04/23

 クリーンルーム初体験。

2003/04/22

 某所のジャンク箱をあさっていると、サンワサプライのペン型マウスが出てきた。しかも PC-98 用。持ち帰ってチェックしてみると、マウスカーソルが上下にしか動かなかった。とりあえずばらしてみることにする。横方向のロータリーエンコーダの軸が曲がっているのが動かない原因だった。軸をまっすぐに戻そうとしたら・・・折れてしまった。半田付けしてみようとしたが無理だった。再起不能。コネクタは再利用させてもらうとするか。

2003/04/21

 今まで全然気付かなかったのだが、Mozilla 1.3 と Phoenix 0.5 では IE と同じように、Shift+Space で逆スクロールができるようになっていた。まあ、BackSpace での逆スクロールができれば Shift+Space など使わないのでどうでもいいことだが。
 Linux だと Shift+Space は、日本語入力の on/off か。Mozilla で Shift+Space が使えなかったバグはこれが関係していたのだろうか?

2003/04/20

 A タグなしのハイパーリンクというのをちょっと試してみた。Ls312(Win95) + NC4.78 ではうまく表示されたのに、FIVA(Win98SE) + NC4.8 ではリンクされなかった。Ls312 の方から .eml の関連付け(ファイルの種類: Internet Mail メッセージ, 拡張子: EML, 内容の種類(MIME): message/rfc822)をコピーしてきたら FIVA でも正常に表示された。少し調べてみると、拡張子が、.mht と .mhtml も MIME: message/rfc822 として登録されていたので、拡張子を .eml から .mht や .mhtml に変更してみたところ、これもうまく表示された。他のブラウザでもうまく表示されるか試してみることにした。Mozilla 1.3: OK, Phoenix 0.5: NG, IE 5.5: NG という結果になった。IE はどうでもいいとして、Phoenix でうまく表示されなかったのはちょっと意外だった。NC4.x, Mozilla 1.3 でも Web サーバに上げたファイルでは単なるテキストファイルとして表示していた。サーバが MIME タイプとして text/plain を返しているのが原因だろう。message/rfc822 を返してくれると活用できそうなのだが。

2003/04/19

 サービスコンセント付きの AT 互換機用電源なんて存在してたんだ。知らなかった。AT 機を使っていると、ディスプレイの電源をわざわざ入れないといけないのは面倒で仕方がない。PC-98 ユーザーにとっては、これは非常にポイントが高い。しかし、よく考えると、1台のディスプレイを複数のマシンで共有するような場合には、サービスコンセントは逆に邪魔かも。
 いつの間に 2.5inch の 80GB HDD が発売されていたのだろう。日立が IBM の HDD 製造部門を買収しても、型番は IBM のものを踏襲したようだ。
 最近、@zero.ad.jp から「未承諾広告※」の文字列が無い、違法な spam が送られてきている。charset=iso-2022-jp となっているにもかかわらず、'\xFF' などの妙なバイナリコードが入っていて、文字化けして全く読めない。M$ の 0E だと読めたりするのだろうか。謎だ。まあ、この spam は Spam Mail Killer によってサーバ上で削除されているので、どうでもいいことではあるが。
 Spam Mail Killer は非常に重宝しているのだが、以前から気になっている点がいくつかあった。先月あたりから spam の量が増えてきていることもあって、それらの点がますます気になって仕方がなかったので、重い腰を上げて要望を出してきた。「検討してみます。すぐには無理ですけどね。」との返事。これは期待していいのかな。ところで、サポート掲示板が微妙に荒れていますな。
 そういえば2月末頃に、LFN 対応 DOS モードで環境変数が一切設定されない件についていろいろと検証して報告してくれた方がいた。要点をまとめると、command.com を /P オプションをつけて起動すると、ルートの環境変数を持ってくるので、環境変数が普通に使えるようになる。しかし、/P オプションをつけると exit コマンドで電源を切ることができなくなる。そこで、command.com を起動する際に、ルートの環境変数を指定するようなプログラムを書くと、元の環境変数を継承しつつ、exit コマンドで電源を切れるようになるという内容であった。実はまだ検証していない。検証を行ってからそれを自分のプログラムに反映させるのはさらに遅くなりそうである。(せっかく有用な報告を頂いたのに、遅れていてすみません。>佐々木さん)
 よく考えるとここ数ヶ月全くプログラムを書いていないなぁ。プログラミング能力がかなり落ちているような気も・・・。lfndos をちゃんと直せるのか?

2003/04/18

 以前から時々 Ls312 が突然止まってしまうことがあった。おそらく原因は、発熱を抑えようと思い、CPU を定格より少し低い電圧で動作させているためと思われる。最近暖かくなってきたためか、以前より止まる頻度が増しているような気がする。電圧を少し上げて 1.95V にしてみた。これでもまだ定格 (2.0V) より低いわけだが、どうなるか少し様子を見てみようと思う。

2003/04/15

 AT 互換機のキーボードで不満な点。

  1. Ctrl と Caps の位置
    Ctrl は A の隣にあるべき。
  2. Esc の位置
    Esc は 1 のそば(隣か上)にあるべき。
  3. NumLock
    ノートマシンならまだしも、デスクトップ機での存在意義が全く分からない。フルキーボードでは常に ON になっているべき。
  4. スペースキー
    長さが足りない。やはり、スペースバーと呼べるくらいのものでなければ。右「ミ田(Windows)」キーを削除して長くするべき。場合によっては右 Ctrl も削除して長くするべき。

1. と 2. はキーボードをばらして、配線を入れ替えてしまいたいくらいである。あるいは PIC や AVR などを使ってキーコードを入れ替える装置を作ってみるのも面白いかもしれない。

2003/04/14

 MPLAB Ver.6.20 が公開されていた。早速インストールしてみた。新規にファイルを作成したときも指定したフォントが使えるようになっていた。これで日本語フォント対応パッチは必要なくなった。また、日本語が含まれている行の後ろにゴミが表示されるバグも改善されていた。かなり大きな進歩である。しかし、日本語フォントを使ったときに、Tab 位置や Column 位置の表示がおかしいのは直っていない。また、他のアプリから MPLAB に戻ってきたときに、エディタ内にフォーカスが戻ってこないという重大なバグはいまだに直っていなかった。こんな重大なバグをなかなか直さないと言うのはちょっと信じられない。まさか仕様ということは・・・。Debug ビルドのバイナリを配布しているのも相変わらずである。Release ビルドにすれば、動作速度も向上するはずだし、配布アーカイブファイルのサイズも半分以下になりそうだが。
 Red Hat Linux 8.0 で半/全キーを ESC に割り当ててみた。(ESC として動作するキーが2つ存在することになる。)

以上の方法で、半/全キーが ESC として動作するようになった。しかし、Console と X ではキーコードの値が違うのは何でだろうか。

2003/04/13

 HTML4.01 Strict では <s>〜</s> による打ち消し線が廃止されたので、代わりに <del>〜</del> を使おうとしたのだが、NC4.x が del エレメントを全く認識してくれないようである。CSS を使って del で打ち消し線を引くようにしたはずなのに画面上には全く変化がない。仕方がないので、<del><span class="del">〜</span></del> などということをして、span.del の方で打ち消し線を引くようにしたところ、Mozilla でも NC4.x でもほぼ同じように表示されるようになった。NC4.x には嫌気がさしてきたが、Mozilla がもっと軽くなってくれないことには、完全移行する気にはなれない。Phoenix はまだ不安定だし、Sylera は操作感が気に入らないし・・・。

2003/04/11

 ようやく UIDE-133/98-A を注文した。662枚目だった。
 最近気付いたのだが、Mozilla 1.3 と Phoenix 0.5 では、Ctrl+Tab でタブの移動ができるようになっていた。

2003/04/10

 Red Hat Linux 8.0 で Ctrl と Caps の入れ替えを行った。入れ替え方法を Web で調べたが情報が古いためか、書いてある方法がそのまま使えず少し苦労した。なお、今回行ったのは Ctrl と Caps の入れ替えだけだが、Unix では半角/全角キーなんか使わないはずなので、次はこれを ESC と入れ替えたいと思っている。

 Mozilla 1.3 で BackSpace で逆スクロールができないのはやはり不便である。userHTMLBindings.xml をインストール(2002/09/29 参照)したところ、Linux 版でも BackSpace で逆スクロールができるようになった。

2003/04/07

 研究室で、自分のマシンに、どのディストリビューションでも良いから Linux を入れるようにと言われる。本当は FreeBSD を入れたいところだったが、CAD が動くかどうか分からないと言われたのでやめておいた。Red Hat Linux 8.0 を入れてみることにした。X が動かない。Linux はよく分からないので、先輩に手助けしてもらう。(先輩とは言っても、同年齢のはずですが・・・。というか、I さん、駒場では同じクラスでしたよね?(爆)) Red Hat Linux 8.0 付属の XFree86 4.2.0 だと、i845 に対応していないのが原因だったらしい。XFree86 4.3.0 を入れれば良いらしい。
 研究室の新歓コンパ。週の初めから2連続で飲み会はちょっときつい。

2003/04/06

 FNECHARD の OFF 会に参加。Ra20 の ROM 二重化用にジャンクマザー G8WPY (参考リンク: NEC G8WPY)を購入。Flash ROM には XUV1F00 と書かれたシールが貼ってある。帰ってから CPU を見てみると Pentium 133MHz だったことから、V13 のマザーのようである。
 何のイベントか知らないが、吉本のお笑い芸人が何人もいた。そのせいで秋葉原が普段以上に混んでいる。「お前らな、吉本如きで普段来てない秋葉原に来てんじゃねーよ。お前らこんなところでお笑い芸人を見て本当に面白いのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。」

2003/04/03

 Phoenix が次期 Mozilla となることになったらしい。
 いろいろとごたごたがあったが、研究室配属ケテーイ。早速研究室でパソコンが割り当てられた。Dell のマシンで、スペックは CPU: Celeron 2.0GHz, HDD: 40GB, Memory: 512MB, OS: Windowsペケポン(=XP)。「ペケポン遅すぎ。使えねー。」というのが正直な感想。 テーマをクラシック Windows に戻し、各種画面効果を徹底的に切ることでそこそこまともに使えるようになった。IE/OE などというあほなものは使ってられないので、早速 Mozilla 1.3 をインストール。普段使っている Pentium クラスのマシンでは Mozilla は常用するには少々重いが、これだけのスペックがあれば Mozilla も結構軽い。

2003/04/02

 Sylera という Gecko ブラウザを使ってみた。以前は GLU という名前だったが、いつの間にか名前が変わっていたようである。軽いのは良いのだが、Mozilla や NC4.x とキーの割り当てが異なっているのがどうも気に入らない。ソースの表示にわざわざ外部プログラム(デフォルトではメモ帳)を起動するのも好きになれない。せっかく Gecko を使っているのなら、ソースの表示も Gecko でやってしまっても良いのに。Gecko のソース表示機能にも、ウィンドウ幅で折り返し表示してくれないので読みにくい場合があるなど、いくつか不満な点はあるが、少なくともメモ帳よりはずっと良い。


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